CT検査
●大腸がんを見つけるためのCT検査
CTというのは、コンピューター断層撮影=Computed Tomographyの略語です。
CT検査(しーてぃーけんさ)とは、簡単に言うと身体に360度・あらゆる角度からX線ビームを照射し、体を通り抜けてきたX線をコンピューターで解析して画像化し、体の中のようすを探る検査です。造影剤を使う場合と使わない場合がありますが、造影剤を使った場合、体の異変のようすがより鮮明に画像にあらわすことができるので、検査したい臓器やその周辺をミリ単位の断層写真(輪切りにしたときの体の中のようすの写真)として観察できます。CT検査の結果はX線検査や内視鏡検査の結果と総合的に判断することに役立っています。また、がん治療(化学療法や放射線療法など)の効果の把握などにも用いられます。CT検査は、およそ体のすべての部分を調べるのに有効な検査方法です。
●CT検査の種類
<単純CT検査>
腫瘍があるのかないのか。腫瘍のリンパ節への転移があるのかないのか。臓器の形が正常であるのか、形状の異常が見られるのか。出血があるか。あるならばどこで出血しているのか。骨折のようす、または骨折の回復のようすなどを観察するのに有効なので、よく用いられます。体幹部(腹部・胸部・骨盤=胴体の部分のこと)CTは検査衣に着替えてから行います。単純CT検査にかかる検査時間は、5~10分程度です。
<造影CT検査>
単純CT検査では判別しにくい場合(正常な臓器と同じくらいX線ビームを通過させるような腫瘍や炎症、病気などの場合)や、腫瘍の性質(悪性なのか良性なのか)が判断しにくい場合に行います。造影CT検査を使って検査をすることで、単純CT検査よりもさらに詳しく病変を観察する事が出来ます。ヨード系造影剤を0.5~2.0ml/秒の速度で静脈注射します。造影CT検査にかかる検査時間は10~20分程度です。大腸がんを見つけるために、またはポリープを見つけるために。あるのかないのか確かめるために、この検査方法はしばしば使われます。
<ダイナミック造影CT検査>
造影CT検査の一種なのですが、この検査では臓器や腫瘍、病変部のその後の動きを予測するための観察を行うのに使われます。臓器の機能異常や腫瘍の性質(悪性か良性か、進行が速いのか遅いのか)、腫瘍の種類によって造影剤の吸収に差が出る場合があります。それを利用して時間が経つたびにX線ビームを照射するという撮影をすrことで、臓器の機能や腫瘍の性質をくわしく調べる事が出来ます。
ヨード系造影剤を2.0~3.0ml/秒の速度で静脈注射します。ダイナミック造影CT検査にかかる検査時間は15~20分程度です。
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